研究課題/領域番号 |
15K04526
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研究機関 | 広島修道大学 |
研究代表者 |
大澤 真也 広島修道大学, 人文学部, 教授 (00351982)
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研究分担者 |
浦野 研 北海学園大学, 経営学部, 教授 (20364234)
中西 大輔 広島修道大学, 人文学部, 教授 (30368766)
歌代 崇史 北海学園大学, 経済学部, 教授 (40580220)
田中 洋也 北海学園大学, 人文学部, 教授 (70521946)
竹井 光子 広島修道大学, 法学部, 教授 (80412287)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | eラーニング / 日本語教育 / 英語教育 / 教材開発 / ニーズ調査 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、日本語・英語教員を対象に行うニーズ調査の結果をもとに、教材作成を行う側である教員の物理的・心理的負担を軽減する持続可能なeラーニングシステムを開発することである。従来の研究では教材を利用する学生を対象とした研究が多く行われているが、教員を対象とした研究はあまり行われていない(この点については2015年度に研究代表者を中心にまとめ出版した書籍に書いている)。そこで2015年度は、(1)今まで行ってきたシステム開発の整理と検証、(2)教員ニーズ調査に向けての準備、を行った。(1)に関しては研究代表者を中心として今までに複数のシステムを構築してきているが、その成果を論文や書籍としてまとめ、それらにおける問題点を探った。そして(2)に関しては連携研究者からの聞き取りも含めて研究組織内で日本語・英語におけるニーズ調査の方向性を確認した。残念ながら年度内に実際のニーズ調査を行うことはできなかったが、本報告書執筆時(2016年4月)において、英語教員を対象とした予備調査を実施している。この結果をもとに日本語教員を対象とした調査、そして本調査へとつなげていく予定である。 また2016年度に行う予定のeラーニングシステムβ版の開発も行った。これは必要最低限の機能を備えたシンプルなシステムであるが、従来開発したeラーニングシステムとは異なり、既存のeラーニング・プラットフォームに依存することなく利用できるという特長がある。従来であればオープンソースであれ商用であれ、eラーニングを利用するためのシステムを構築するという物理的な障壁が存在したが、現在開発しているシステムを利用すればこの問題を解決できるかもしれない。2016年度にはこのシステムの試験的利用を開始し、ニーズ調査の結果を踏まえたシステム開発へとつなげていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまでに開発してきたシステムの整理および検証に予想以上の時間がかかってしまったため、2015年度中に行う予定であったニーズ調査を実施できていないため(2016年4月時点で予備調査を実施中)。
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今後の研究の推進方策 |
現在行っている予備調査を6月を目途にまとめ、その後日本語教材に関する予備調査、そして9月を目途に英語・日本語教員を対象とした聞き取り調査を行う予定にしている。なおこれらの活動を迅速に行うために、研究組織のメンバー複数でニーズ調査の実施および分析を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2015年度に実施を予定していたニーズ調査が行えなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
ニーズ調査の実施、データの分析、またそれにもとづいたeラーニング教材の開発に利用する。
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