グローバル化が進展する変化の激しい今日の社会において,世界各国の教育改革では,資質・能力の育成を目指した教育課程の実現が課題となってきた。人格形成に関する教育を担う道徳教育では,この課題に応える改革が急務である。本研究では,諸外国や国際的な機関,我が国の研究開発学校等で重視されている人格形成や非認知に関わる資質・能力を分析し,道徳教育に求められる資質・能力の枠組みを検討した。 この検討を踏まえ,本研究では,従来の道徳授業が価値理解中心であったことを課題と捉え,問題解決的な学習など多様な指導法の導入による主体的・対話的学習で道徳性を育成する授業の在り方を提案した。
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