本研究では、学生と支援者との面談のプロセスを一定の流れでルーティン化し、対話の場をキャリア教育そのものとして位置付けた。プロセスとは①問題が起きた場合、現状を整理する、②多様な視点(生活面,課題の理解度,授業の理解度,課題への取り組み方等)から問題を把握する、③Plan-Do-Seeサイクルで課題解決を試みる、④失敗をすぐに改善に活かしていく、⑤学生と支援者は課題解決のための協働者としての関係性を持つ、等である。 修学支援に引き続き、就職活動支援、就職後のフォローアップ支援という支援の流れを構築し、卒業生同士の交流も取り入れることによって、卒業生が生活の質について認識する機会を持つことができた。
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