高等学校の合理的配慮に関する教職員と生徒の意識調査を行った。その結果、生徒は自分の実態にかかわらず自分にとって合理的配慮の提供をして欲しいとは考えていなかった。一方、友達が配慮を受けることについては、配慮の必要な生徒は配慮を必要としない生徒と比較して否定的な感情を示した。次に、学校の入試難易度との関連では、入試難易度の高い高等学校ほどICT利用を含む個別の支援に前向きである一方、入試難易度の低い高等学校ほどいわゆるユニバーサルな支援の提供に前向きであった。 なお、合理的配慮とは障害のある者がない者と同等に活動参加するための条件のことである。
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