研究課題
基盤研究(C)
親水性イオン液体‐水混合系の混合比について電気化学挙動変化を追跡した。イオン液体に水を加えていくと、アニオン由来の酸化ピークが出現した。水分量と酸化ピーク電気量の関係は、水分濃度10 %付近で変化の割合が変り、この濃度付近で液体の構造が変化したと考えられる。同様に、水分量10 %においてバルク中における溶液状態が変化によると思われる溶液抵抗の大幅な変化も見られた。また、チオール処理電極ではチオール鎖を押しのける必要があり、その分溶液抵抗の大幅な増大が見られた。バルク中の水分子の結合において、水の増加とともに水素結合が強くなり、水分子の結合が強くなると考えられる。
界面化学