複雑空間の音響伝播を伴う圧縮性流れに関する新たな最適化手法を開発した.高次精度IB法および特性線に基づくインターフェース条件のアルゴリズムを開発した.特に,インターフェース条件の開発では,インターフェース上で格子点が一致していないnon-conformingな場合にも上述の条件を拡張し,自由に多格子領域を分布させられるようにした.開発した手法を,高次精度スキームに基づく圧縮性Navier-Stokes方程式のMPIによる分散並列流体解析ソフトウェアに組み込んだ.また本手法を,マッハ数6の極超音速気流において形成される境界層内に楔状の突起列を用いて縦渦列を導入させる問題に適用できた.
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