研究実績の概要 |
(1)2次斜交群GSp(2,R)のSiegel放物部分群から誘導された一般主系列表現のWhittaker関数の明示公式を利用して、Novodvorskyのゼータ積分のアルキメデス部分を具体的に計算し、スピノールL関数の期待される局所関数等式を証明した。この結果を「Whittaker functions for generalized principal series representations of GSp(2,R)」としてまとめた。
(2)GSp(2,R)上のWhittaker関数の明示公式を用いて、GSp(2)上の標準L関数に対するGinzburg, Rallis, Soudryによる積分表示のアルキメデス部分の計算を行った。実素点において大きな離散系列表現を生成している場合に局所関数等式を証明した。
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