研究課題
基盤研究(C)
本研究の主要な成果は有限体上定義された射影空間内の超曲面上の有理点の個数に関するものである.2015年度の当該助成事業として,研究を開始した時点で,我々は「elementary bound」と呼んでいる有理点の個数の上限を手にしていた.これは特異点を許容する限りでは最良であったが,非特異なものに限ればこれに類似した良い上限式が期待される.本研究により,射影空間の次元が奇数の場合に,この問題に満足のいく解答を与ることができた.
代数幾何