研究成果の概要 |
擬アノソフ写像類の曲線複体に関する漸近的移動距離(たんに移動距離という)の研究を行い, 1次元ベッチ数が2以上の3次元双曲ファイバー多様体と擬アノソフモノドロミーの移動距離を関連付けた. 応用として, 種数gの楕円的写像類群の最小移動距離が1/g^2 の振る舞いをすることを示した.
正規エントロピーがP以下の, 擬アノソフ組みひもの無限列の新しい構成方法を与えた. 応用として種数gのスピン写像類群の最小エントロピーが1/gの振る舞いをすることを示した. さらに skew-palindromic というある対称性を持つn次組みひもの最小エントロピーが1/nの振る舞いをすることを示した.
|