Laurent, Monteiro Fernandes が定義した Fuchs型D加群に対し,従来の近接輪体,消滅輪体加群の定義を一般化し,通常の逆像,及び捻れ逆像と,特殊三角形を用いて結びつけ,それらが導来圏に於ける8面体公理によって関連する事が証明出来た.更に整型函数解及びその特殊化,整型超函数解,整型超局所函数解に対する一意可解性定理を証明する事が出来た. その応用として佐藤超函数解に対する境界値問題を定式化し,境界値問題の解の一意性,及び或る種の双曲性条件の元での可解性を証明する事が出来た.
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