研究成果の概要 |
p調和写像流は, 二つの滑らかなコンパクト多様体間の写像のpエネルギーの臨界点であるp調和写像に対する勾配流であり退化特異放物型方程式系で記述される. 主要な結果は以下である:p>2の場合に, pエネルギー有界なp調和写像流の正則解に対して一様に正則性評価が成り立つための条件を空間局所スケールエネルギーの有界性によって与えた. この定理をもとに, pエネルギー有界なp調和写像流の正則解の族の弱コンパクト性, 解の族の弱収束極限写像はp調和写像流の弱解であり部分的に正則であることを証明し, 正則性に関する除外点(特異点)の集合のサイズはほとんど最良の次元のHausdorff測度によって評価した.
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