デジタル指紋理論及びグループ検査理論に共通する組合せ構造の性質を調べ,その組合せ構造を構成し,関連するアルゴリズムを開発した.(1)強分離可能符号やマルチメディアIPP符号を導入し,不正ユーザー追跡アルゴリズムを開発した.(2)分離可能符号やframeproof符号,マルチメディアIPP符号,traceability schemeなどのサイズに関するtightな上界と下界を導いた.(3)完全ハッシュ族や最適な分離可能符号,強分離可能符号,マルチメディアIPP符号の無限系列を構成した.(4)拡張円分法によりゼロ差均衡関数の無限系列を構成した.情報通信用符号系列も数多く構成した.
|