研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,逆凸2次計画問題に対し, KKT点列挙法を独自に開発し,従来法では近似解を求めることができなかった高次な問題に対しても精度の高い近似解を求めることができるアルゴリズムの開発に成功した。したがって,本研究は大域的最適化の視点から非常に独創的であり,学術的に高い意味を持つものと考える。また,多くの数理計画問題が本研究対象問題に変換できるため,本研究の成果は数理計画法の分野で幅広く活用されるものと予想できる。さらに,本研究成果は, 経営工学,ポートフォリオ選択問題,システム制御,都市計画,施設配置,輸送問題等に活用できるため, 幅広い分野に貢献できるものと期待できる。
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