研究課題
基盤研究(C)
連星とともに回転する座標系を用い、若い連星へのガス降着の数値シミュレーションを行った。当初の目論見とはずれたが、コリオリの力の評価法を改善することにより、降着するガスの角運動量の計算精度を格段に向上させることができた。また従来のシミュレーションに見られた不自然な振動を抑えることができた。この改善は自己重力系のシミュレーション全般にも応用できることが見出された。新規の方法は、自己重力も含めた流体の全エネルギー保存が保証される差分法を提供する。
天文学