高速電波バーストについては、連星中性子星合体から高速電波バーストが発生しうるかどうかを理論的に検討した。一般相対論的連星合体シミュレーションのデータを用いて、高速回転が始まってから数ミリ秒ほど経過してから物質が飛ばされることかがわかり、 この時間窓の中で高速電波バーストが生じうることを示した。一方、繰り返すFRB121102の発見を受けて、こうしたリピーターバーストの起源について、連星中性子星合体の後に残った中性子星が考えられることを提唱した。観測研究では、すばる望遠鏡で追観測を行った FRB 150418 について母銀河候補を発見し、大きな注目を得た。
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