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2018 年度 研究成果報告書

近赤外線輝線の直線偏光分光観測に基づく若い恒星状天体の質量降着・放出現象の解 明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K05023
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関広島大学 (2015-2016, 2018)
埼玉大学 (2017)

研究代表者

秋田谷 洋  広島大学, 宇宙科学センター, 研究員 (60450186)

連携研究者 川端 弘治  
吉田 道利  
森谷 有由希  
渡辺 誠  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード天文学 / 前主系列星 / 赤外線 / 偏光
研究成果の概要

宇宙には太陽のような星(安定して光る恒星)が無数に存在するが、星々はわずか100-1000万年程度のごく短い時間を経て誕生する。中でも、生まれつつある星の半径の数倍程度の近傍領域の物理過程を理解することが、星々がどのように生まれるかを理解する上で重要である。
本研究は、星が生まれつつある現場の中心星直近のガスの運動と分布を、「近赤外線の偏光分光観測」という従来にない手法で明らかにしようとするものである。広島大学宇宙科学センター東広島天文台・口径1.5-m かなた望遠鏡と可視赤外線同時カメラHONIR(オニール)で得た、恒星に至る前の若い星の近赤外線偏光分光観測データの解析を進めた。

自由記述の分野

観測天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、星々の直近のガスが近赤外線で放つ光(輝線)の直線偏光を測定し、星が生まれつつある現場の物質の運動と分布を明らかにすることを狙った。当初は輝線の偏光を十分に抽出する新機能を広島大学かなた望遠鏡の観測装置HONIR(オニール)に追加装着する予定であったが、やむを得ない進捗の遅れのため、過去に取得が済んでいた予備的な観測データの解析と、今後の研究完遂のための環境を整備するに留まった。
しかし近赤外線の偏光分光観測は天文学の観測研究分野で希少かつユニークな手法である。本研究で整備した環境は若い天体や星周物質をもつ天体の観測に活用でき、今後の観測研究の発展に大きく寄与する。

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公開日: 2020-03-30  

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