研究成果の概要 |
星間分子雲全域に渡る大きなスケールで、様々な微量分子が分布している事が近年判明した。この詳細観測のため、多種多様な輝線スペクトルを広範囲、広周波数帯域、高感度高効率な観測装置が必要である。 これを実現するための観測装置として、特に導波管型周波数帯域「多」分配器 FSFBと直交偏波分離器OMTの組み合わせが非常に効果的であると考えられる。本研究では、従来狭帯域であったOMT, FSFBの広帯域化、製造精度の向上に取り組んだ。結果、ALMA Band 2+3, 7+8 相当帯域をカバー可能な比帯域 60% 程度が得られる新型OMT開発に成功するなど、広帯域導波管デバイスの開発体制を整備できた。
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