研究課題
中性子星の内部構造を決定するために、状態方程式、超流動パラメータ、パイオン凝縮のパラメータをrealisticなモデルを用いて制限した。その際、最近の低質量X線連星系におけるcoolingのデータを用いた。さらに、冷却のデータに関して、最近の冷却データでは、データを(Light Curve of Accreting Neutron Star MAXI J0556-332)未知のエネルギー源で説明するという間違った考えを、水素燃焼で説明可能なことを示すことができた。さらにX線バーストを現実的な進化コードとカップルさせて解くために、新しい近似ネットワークを作った。この核反応ネットワークをつくるためX線バーストのone-zoneモデルを用いて、large networkを用いて核合成を計算し、正確な元素合成過程を調べ、近似的反応過程を調べ、large networkの結果を再現するようなアルゴリズムを開発し、核エネルギー生成率、元素組成比の再現を行った。また、状態方程式と中性子星の熱的進化の関係を調べるために進化コードの状態方程式の部分を変更できるようにコードを改良していった。さらに、進化計算に用いるopacityを最新のものに改訂したが、結果として従来とあまり変更がないことが判明し、投稿論文のrefereeに批判がまちがいであることを示した。このように、新しいX線バーストの計算の準備がほぼ完成した状況にある。次の課題としては、幾らかのX線バーストのlight curveの定量的再現がどこまで可能かを調べること。次に多数回のバースト計算が可能かを調べる。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)
Journal of the Physical Society of Japan
巻: 86 ページ: 1-4
https://doi.org/10.7566/JPSJ.86.123901
Proceedings of the 14th International Symposium on Nuclei in the Cosmos (NIC2016),
巻: 14 ページ: 1-3