存在が予言されながら、いまだ検出されていない粒子(エキゾチック素粒子)の探索そして発見は素粒子物理学及び宇宙論にとって非常に大きな意味を持つ。本研究の目的は、マイケルソン干渉計を用いたエキゾチック素粒子探索の基礎技術の確立である。従来の検出方法は素粒子が検出器にエネルギーを落とすことを利用していたが、ここでは新たな方法、素粒子が運動量を落とすことを利用する。従来の方法より感度は1桁高い。 干渉計の構成要素に関する研究(鏡とその懸架系の組立、冷却試験、雑音の見積もりなど)はほぼ終わった。干渉計を組み立てて、試験観測運転を行うのが次のステップである。
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