磁場強度が~1e+14 Gにも達する中性子星であるマグネターは、定常的にX線を放射し、ときおり強烈にX線を放出するバーストを起こす。私は「すざく」衛星が観測したマグネターの光度曲線のRMS Variationは、ポアソン分布から推定される値よりも有意に大きな値を持つことを示した。本研究では、マグネターの回転に伴い、RMS Variationが変化することを示した。また、数学的なモデルでRMS Variationを説明できることを示した。さらに、主要な理論モデルと比較して、定常放射とバーストの両方を説明する物理モデルである「マイクロバーストモデル」を構築した。
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