本研究課題は(1)半導体電極―電解質(電解液)界面における電子・ホールおよびイオンの挙動をより正確に記述可能な新タイプの第一原理計算手法の開発を行うことと、(2)半導体電極界面における電子・ホールおよびイオン移動が関連する様々電池・触媒系の問題について第一原理計算解析を行い、手法確立の肝となる本質的な問題の抽出を行いつつ、現行技術による解決も行うことを目的としました。その結果、界面“電荷”移動に関して様々な物性・モデリングに関する知見が得られ、今後の手法開発および触媒・電池系内反応の微視的機構解明に資することが期待されます。それらは触媒・電池の高効率化指針提案にもつながると考えられます。
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