本研究の当初計画では,昨年度が研究計画最終年度であったが,新型コロナウイルス感染拡大の影響により,昨年度末に出席予定であった学会が開催中止になったことから,研究期間を1年間延長した.昨年度に行った研究(カイラル超伝導体の表面アンドレーエフ状態とカイラルエッジ流に関する研究)の成果は,昨年度末に論文にまとめ公表済みであるため,本年度は,本研究の成果を踏まえた新たな研究展開ための情報収集に努めた.本年度に開催された日本物理学会のシンポジウム等に参加することで,本研究課題と密接に関連する研究の動向について有益な情報を得ることができた.
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