CeRu2Al10は反強磁性秩序を示す初めての近藤半導体であり異方的なc-f混成が異常な性質を引き起こしていると考えられる。 RuサイトをRhで置換するとわずかな置換量で遍歴性が失われ局在系へと変わるが,このときスピン・電荷ギャップがで調べた。これらのギャップが消失することをが明らかになった。またTNはあまり下がらず,高いTNとギャップとの関係は明らかにできなかった。価数揺動系であるCeFe2Al10に少量のRhをドープすると急速に局在系に代わることを明らかにした。 参照系であるHoR2Al10(R=Fe, Ru)を調べ,特異な磁気相図を明らかにし,分子場計算で特徴を再現することに成功した。
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