研究課題
基盤研究(C)
任意のバンド構造をもつ混成した2軌道の電子系における伝導度とホール伝導度の厳密な表式を久保公式から出発して導出し、重い電子系の基礎的模型である周期アンダーソン模型における量子輸送現象の性質をフェルミ液体論に基づいて明らかにした。また、磁気量子臨界点近傍の磁気体積効果の理論的枠組みの構築を行った。スピンゆらぎのSCR理論に基づいて比熱、熱膨張係数、グリュナイゼンパラメータを正しく計算する枠組みを構築した。
物性理論、強相関電子系