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2017 年度 研究成果報告書

Sm系金属間化合物で発現する新奇強相関電子物性の機構の究明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K05178
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 物性Ⅱ
研究機関首都大学東京

研究代表者

東中 隆二  首都大学東京, 理工学研究科, 助教 (30435672)

連携研究者 青木 勇二  首都大学東京, 大学院理工学研究科, 教授 (20231772)
松田 達磨  首都大学東京, 大学院理工学研究科, 准教授 (30370472)
研究協力者 山田 瑛  首都大学東京, 大学院理工学研究科, 大学院生
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード重い電子系 / カゴ状化合物 / 多極子自由度 / 価数揺動 / 電子輸送特性
研究成果の概要

我々がSmTr2Al20において見出した非従来型の重い電子状態の発現機構を探索すべく、電気輸送特性に注目して研究を行った。その結果、本系の磁気抵抗が、3次元的な立方晶系で初めて準二次元的な電子散乱が存在する強相関系でのみ実現していた修正Kohler則に従うことを見出した。この振る舞いはSm濃度を希釈すると消失していくため、この異方的散乱の起源にSmのf電子の電子状態が重要な役割を果たしていることがわかった。
また、類縁物質である新物質SmPt2Cd20の単結晶合成に成功し、その物性測定から本系が磁気異方性のない理想的な強磁性臨界現象を調べることの出来る非常に希な系であることを見出した。

自由記述の分野

低温物性測定、新物質探索

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公開日: 2019-03-29  

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