研究課題/領域番号 |
15K05187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 公益財団法人豊田理化学研究所 |
研究代表者 |
上田 寛 公益財団法人豊田理化学研究所, フェロー事業部門, フェロー (20127054)
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連携研究者 |
山内 徹 東京大学, 物性研究所, 技術専門職員 (10422445)
伊藤 正行 名古屋大学, 大学院理学研究科, 教授 (90176363)
陰山 洋 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (40302640)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 物質開発 / 強相関電子系 / レニウム酸化物 / 相転移 / 酸水素化物 |
研究成果の概要 |
2種類の物質開発を行った。一つはレニウムの酸化物Sr7Re4O19で、金属(半導体)-絶縁体転移、スピン・シングレット基底状態、構造変化、結合交替等を伴う新奇な相転移を見出した。その擬1次元的構造を考え合わせると、パイエルス転移あるいは電荷密度波転移の可能性が高い。もう一つは酸水素化物CaVO3-xHxで、酸素空格子点が規則配列した物質CaVO3-δ (δ = 0.14, 0.2)を合成し、それと水素ガスを石英管に封じて加熱することによりヒドリド陰イオン(H-)が1次元鎖状に並んだ酸水素化物の合成に成功した。これは ヒドリド陰イオンが1次元鎖状に並んだ酸水素化物の初めての例である。
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自由記述の分野 |
固体物性化学
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