研究課題
基盤研究(C)
多価イオン-分子衝突における多電子捕獲後の分子の解離過程の測定を行った。硫化カルボニルを標的とした実験では,衝突後の多価イオンのオージェ電子放出数が衝突径数に対応し,衝突時の励起状態に応じた解離過程となることがわかった。また,エチレンを用いた実験では(C2H3+ + H+)解離チャネルにおいて1オージェ電子放出過程のみ遅延解離があり,その寿命は概ね-1乗のべき乗則に従うことがわかった。
物理化学