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2017 年度 研究成果報告書

スピン偏極一価Heビーム散乱における異常な非対称性散乱の起源の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K05237
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 原子・分子・量子エレクトロニクス
研究機関一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発

研究代表者

柳町 治 (酒井治)  一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発, 総合科学研究センター, 特任研究員 (60005957)

研究協力者 鈴木 拓  物質・材料研究機構, 主席研究員
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード放射線・X線・粒子線 / 量子ビーム / 1価ヘリウムビーム / スピン非対称性散乱
研究成果の概要

スピン偏極He+ビームを常磁性の物質に照射すると10%程度の非対称度が生じる。この値はポテンシャル散乱のスピン軌道結合による予測値の1万倍程度である。非対称度の散乱角度(θ)依存性は、AuやPt等の90°付近のθで符号変化を示すタイプ、PbやBi等の符号変化を示さぬタイプに大別される。本課題で「Heと標的原子の間に生じる仮想電子移動励起状態において、標的上で電子に働く原子的スピン軌道相互作用がHe核の運動の異常なピン軌道結合の起源となる」ことを示した。占有5d電子の励起により実験に対応する非対称度を生じる。共鳴励起に近いPb等では符号変化が生じないが、弱共鳴のAu等では符号変化が生じる。

自由記述の分野

物性理論

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公開日: 2019-03-29  

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