研究課題
基盤研究(C)
地殻熱物性に関わるデータベースのプロトタイプを作成した。既存のものに比べ、地殻熱流量と地温勾配値のデータ数は日本列島周辺域では2割程度増加し、従来系統的にデータベース化されていない熱伝導率に関しても収集されている。一方、地球熱構造に敏感な地球物理量と考えられている磁気異常データを用いて磁化層厚のグローバルな分布を求め、それが広域的な温度構造の指標として有用なことを明らかにした。これらを相補的に利用することにより、地球浅部の温度不均質構造の理解が進んだ。
固体地球物理学