研究成果の概要 |
筆者は南極大陸のセール・ロンダーネ山地からジルコノライトを発見した。このジルコノライトはバデレイ石やコランダムと密接に産する。カソードルミネッセンス(CL)像は,このような鉱物の研究に有効である。私はCLポートを改造・自作した。これによりEDS検出器との同時使用が可能になった。このジルコノライトは多量のY, REE, U, Thを含んでいる。この化学組成には,複数のサイトの同時置換が重要であることがわかった。それは特にCa-REE間の置換と, Ti-(Fe, Mg)間の置換である。このジルコノライトのCHIME年代は約528Maであった。ジルコノライトは年代測定に使用することが出来る。
|