研究課題
基盤研究(C)
東南極中央ドローニングモードランド(CDML)の内陸山地および沿岸露岩を構成する変成岩類を対象として形成年代,塩基性片麻岩類の全岩化学組成に基づく原岩形成場や変成貫入岩類の時系列区分を検討した.変成年代と原岩形成場の結果から,等圧冷却過程を示す変成岩は背弧海盆直下での加熱に起因すること,等温減圧過程を示す変成岩の原岩は現在の付加体に類似しており,島弧ー海溝系から衝突帯へと変化することで形成した可能性が示唆された.今後はこの結果を,他地域の高温変成岩の形成場・テクトニクスと比較し体系化を試みる.
地質学