新規性のある電磁波放射源DARCを用いてサブテラヘルツ領域の電磁波発生に成功した.用いたDARCの構造は、隣り合う電極間隔が2mm、電極のgapが1mm、2.5周期、最大 50 kV/cmの電場を励起した.プラズマ生成に用いたレーザーはチタンサファイアレーザーで、波長800 nm, パルス幅100fs、最大エネルギー40mJである.電磁波の検出にはショットキーバリアダイオードを用い、最大周波数0.33 THz の信号が観測され、出力は20マイクロワットであった.印加電圧を変化させることによりテラヘルツ電磁波の出力は電圧の2乗に比例し、理論と一致した.
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