実験は,連続動作の周波数190 GHzおよび周波数242 GHz,出力数 W程度の発振を用いて行った。 周波数変動は,10 MHz程度あるが,冷却水温の変動を0.1 ℃に軽減すると,周波数変動は2 MHz程度に軽減できる。ボディ電圧を操作する周波数のフィードバック制御により, 1 時間にわたり,周波数変動は,0.5 MHz以下になり安定化できた。 ジャイロトロンの直線偏光ビーム出力を偏光子に導くと,偏光子の回転により透過電磁波強度を調整できる。偏光子の回転を操作する電磁波強度のフィードバック制御により,強度変動1 %以下の安定化を達成できた。周波数と出力電磁波強度の同時安定化も達成できた。
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