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2017 年度 研究成果報告書

イオン液体の分子間振動におけるアノマリーの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K05377
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 物理化学
研究機関千葉大学

研究代表者

城田 秀明  千葉大学, 大学院理学研究院, 准教授 (00292780)

研究協力者 柿沼 翔平  千葉大学, 大学院融合科学研究科
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードイオン液体 / フェムト秒ラマン誘起カー効果分光 / 低振動数スペクトル / 分子間振動 / 温度依存性
研究成果の概要

2007年の米国のグループにより,ある種のアニオンを有するイオン液体では分子間振動スペクトルが温度に依存しないという,液体には決して見られない驚くべき現象が報告された。本研究課題では,その検証とその原因を分子レベルで理解するために,フェムト秒ラマン誘起カー効果分光装置で種々のイオン液体の分子間振動の温度依存性を検討した。20種以上のイオン液体を調べた結果,米国のグループの結果を再現できず,どのようなイオン液体を用いても分子間振動は温度に依存することが明らかになった。また,芳香族カチオン系イオン液体と非芳香族性イオン液体では,温度の変調により分子間振動バンドの変化の仕方が異なることを見出した。

自由記述の分野

物理化学

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公開日: 2019-03-29  

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