カルバゾールの1,8位にエチニレンを介してカルバゾール部位を導入した非環状ホスト化合物を系統的に合成し,種々のアクセプター分子との錯形成について検討し,ホスト化合物の構造と会合定数の相関について明らかにした。カルバゾールなどのヘテロ環とトリアゾールまたはトリアゾリウムからなる大環状化合物の合成に成功し,その自己会合挙動や種々のアニオンとの錯形成能について明らかにした。また,カルバゾールやジベンゾフランなどのヘテロ環をジシロキサンやジシランで架橋したシクロファンを合成し,構造と諸物性の相関を明らかにした。
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