研究成果の概要 |
本研究ではジホスフィン配位子の利用および混晶形成により銅(I)および銀(I)発光性錯体の合成を行った。ジホスフィンを用いた研究では、1,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタンと4,4’-ビピリジンで架橋した銅錯体を合成した。混晶化による研究では、ビピリジンと4,4’-ビピぺリジンが混合架橋した銀錯体およびビス(ピリジル)エタンとビス(ピリジル)エチレンが混合配位した銅錯体を合成した。ビピペリジン―ビピリジン系では、混晶化によりビピリジンサイトの発光性が修飾されることを示した。また、ビスピリジルエタンービスピジルエチレン系では架橋配位子混合系でもアンテナ効果がみられることを示した。
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