充填型カラムに比較してより透過性の高いモノリス型カラムは極めて高い分離や反応の効率を達成することができ,分離・吸着・触媒担体等として注目を集めている。キャピラリーサイズのモノリス型分離カラムはin situ重合法により調製されるが,現在の加熱炉を用いる調製法では,シリカ系モノリスは約5日間,有機ポリマー系モノリスの場合は約1日間を要している。 本研究では,有機ポリマー系モノリスカラムの調製でのカラム前処理や重合,表面化学修飾などにかかる時間をマイクロ波照射により短縮し,高性能イオン交換型モノリスの迅速調製の最適化を行った。
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