天然由来のRNA立体構造を改変し幾何学的に集積させ、新規な集積ナノ構造の創成と機能発現を目指し次の3課題を行なった。(1)一次元RNA超構造アレイの構築、(2)二次元RNA超ナノ構造の構築、(3)異種RNAユニットのヘテロ集積による機能連携。(1)(2)ではGIリボザイムを基盤として1次元アレイ構造、および正三角形型3量体、正方形型4量体の設計・構築、およびAFMによる直接観察、集積に依存したRNA酵素機能の発現に成功した。(3)では、RNase Pリボザイム・GIリボザイム・蛍光アプタマーを基盤として、異種の機能性RNAのヘテロ集積化に成功した。
|