今後の研究の推進方策 |
ガン細胞亢進性 microRNA に対する [anti-CD63抗体:核酸]コンジュゲートの効果を検証する。対象の1つとして、日本人の死因第1位であり、microRNA量との関連を示唆する論文が多く報告されている『ガン』を選択する。右記の表に示した様に、既に様々な進行ステージにおいて、様々なガン組織中にmicroRNAが検出されており、進行ステージのみならず初期ステージにおいても健常者と比較して有意にmicroRNA量が増加することが報告されている。この他にも、既に医学論文に掲載された既知なガン関連microRNA(PNAS, 2008 July 29, vol.105, 10513-8; PNAS, 2005 March 8, vol.102, 3627-32; Oncol Rep. 2014 May 31, 2293-7; Mol Med Rep. 2014 Apr 4; PLoS One. 2014 Apr 16, e95240; PLoS One. 2014 Mar 17, e92099; Expert Rev Anticancer Ther. 2014 Apr 14, 463-85; Biochem Biophys Res Commun. 2014 Feb 7, 199-204; Br J Cancer. 2014 Feb 18, 1001-7)を標的としたRINDA-Oligoならびに [anti-CD63抗体:核酸]コンジュゲートを合成し、ガン細胞増殖抑制能、遊走能、浸潤能などを評価する。
|