研究課題
基盤研究(C)
本研究は、フレキシブル熱電変換素子用の材料を創製するために、高い電気伝導度を示すp型およびn型導電性高分子を合成して、それらの電気的諸物性を調べた。p型導電性高分子としては、ポリアニリン共重合体のドーピング率の制御に成功した。n型導電性高分子については、空気中でも安定にnードープ状態を維持できるよう、ドーパントカチオントラップとして機能するクリプタンドを側鎖にもつn型共役高分子の合成を目指し、モノマーが合成することができたが、収量の問題から、その重合を行うことはできなかった。
高分子化学