集電体と活物質間の密着性の向上による電極反応界面間の電荷移動の改善を目的として、様々な基板上に非常に緻密で高結晶性のNi-Al LDHを液相析出法(LPD法)により合成した。 Ni-Al LDHの合成最適条件を検討した結果、基板の材質や形状に関わらず[F-] = 200 mmol L-1、pH 8.2で最大のNi-Al LDH収量を得た。基材に極めて密着した活物質層が構築され、従来の圧着法に比べて最大80%の集電体-活物質間の電荷移動抵抗の低減を達成した。電荷移動の活性化エネルギーを測定した結果、20%程度の活性化エネルギーの低下が確認された。
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