粒子分散強化高分子複合材料のインデンテーション試験をTMAをベースにした試験機により、高温・不活性ガス中において実施し、高温クリープ特性の評価を行った。供試材は、PTFEをベースとして充填材としてアルミナ粒子を用い、充填材配合率は40wt%、50wt%、60wt%の3通りである。これらの複合材料について160 ℃における長時間のクリープコンプライアンスを表すマスター曲線を得た。さらに、これらの複合材料をガスケットとして用いた場合の長期高温クリープ特性を予測した。また、HPIS Z 105に基づくガスケット高温密封性能試験により、充填材配合率が密封性能に及ぼす影響を明らかにした。
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