冷間鍛造によく用いられる「リン酸塩皮膜処理+石鹸処理」いわゆるボンデ処理は焼付き抑制効果が高いが,環境負荷が問題となっている。ボンデ処理に変わる潤滑方法としてサーボプレスの低サイクル振動モーションを利用した自動再潤滑機能を持つ低サイクル振動スプライン成形方法を開発した.成形中にパンチを低サイクルの周波数で上下するモーションを用いる事で,工具と素材の間に負圧を発生させて,成形中に素材を自動的に再潤滑した.自動再潤滑によって焼付きの発生が低減した.低粘度の潤滑材では再潤滑時の抵抗が小さくなり保持時間を小さくできた.自動再潤滑を厚板のせん断に応用し切口面品質を向上した.
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