連続発振半導体レーザを重畳することでパルスNd:YAGレーザの基本波においても照射部温度を高温に維持することでアルミニウム合金の高効率微細溶接が実現できる.また,波長変換により得られるパルスグリーンレーザは高反射率の銅であっても適切な溶接形態で高いエネルギー吸収量を示す.さらにパルス幅を長くすることでエネルギー吸収量を増大させ,溶接欠陥の少なく良好な接合が可能であった.パルスレーザを用いた微細溶接では,微細スポットを用いることで高い制御性を有する微細接合が期待でき,そのプロセス特性を明確にすることで,今後も溶接困難材料への適応が広がっていくことが期待される.
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