表面の微細凹凸(性状,粗さ)の評価にスキューネスSskとクルトシスSkuが用いられるケースが見られるが,これらのパラメータは,きずなどの外れ値の影響を非常に強く受けてしまい,ばらつきが非常に大きいという問題があった.本研究ではデータの確率密度関数に対してPearson分布(タイプIV)を最尤法によって適合し,適合された確率分布関数からSskとSkuを算出する方法を試行した.検討の結果,生成されたデータに関しては,分布を適合してから算出する方法によって理論値に近い値の推定が可能であることがわかった.しかしながら,実測表面については更なる検討が必要とわかった.境界要素法による接触計算も試行した.
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