本研究ではサンドイッチ構造コア層を汎用FEM解析コードMSC Nastranを用いて位相(トポロジー)最適化し,さらに3Dプリンタ成形するという,本構造のテーラーメイド設計・製作の新たな手法を提案した.具体的には中実コア層から出発し,剛性や衝撃吸収エネルギーなど所望の目的関数に対し,重量制約条件の下,密度法(SIMP法)による位相(トポロジー)最適化によりコア層の最適かつ合理的な形態を創出し,熱溶解積層造形(Fused Deposition Modeling, FDM)型3Dプリンタを用いて実際に供試体を成形した.さらに供試体のX線CT撮像や特性評価試験より本研究の妥当性化や有用性を示した.
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