キャビテーションピーニング処理時間30minまでは,キャビテーションピーニング処理時間が長くなるほど浸炭硬化鋼試験片の転動疲労寿命が向上する傾向となった.特に30minの条件でキャビテーションピーニングを施した浸炭硬化鋼試験片の転動疲労寿命は,キャビテーションピーニング未処理の場合に比べて約7倍向上した.また,最大噴射圧力35MPaのプランジャーポンプを用いたキャビテーションピーニング装置を構築した結果,噴射圧力20MPaの場合に比べ,噴射圧力35MPaの条件下でのキャビテーションピーニングの加工能力は約3倍に達した.
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