金属の薄膜にレーザーを照射することによって発生する水中伝播衝撃波を形成して,これを操作することで微細粒子を搬送するシステムの構築に向けて研究を行った.本研究では,高繰り返しレーザーとファイバを用いて高頻度水中衝撃波の生成とこれによって生じる流体の運動量輸送の研究,ならびにファイバーによる複数の衝撃波の発生によって可能となる衝撃波の干渉実験を行い,衝撃波の干渉の結果生じる交差衝撃波の計測を行い衝撃波の伝播特性を観察した.高頻度衝撃波の発生は,約数10Hzでの発生が可能であることを確認したがそれ以上の周波数では生成されないことが確認された.またファイバーの使用では有効な衝撃波の伝播が確認された.
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