研究成果の概要 |
火花放電におけるプラズマから周囲ガスへの熱移動を時系列計測し,モデル化した. 希薄燃焼条件では,火花放電挙動には移動方向に毎サイクル違いがみられ,初期火炎核形成位置も変化し,サイクル変動の原因となる.OH*より求めた回転温度は,点火時期では6,500K程度であったものが,初期火炎核形成時では2,000K程度であり,高いプラズマ温度から周囲予混合気への熱移動を把握できた.火花放電をプラズマ点が線状に連なった集合体としてモデル化した.プラズマ点から流体メッシュ側にエネルギーを与えることで,初期火炎核形成位置を精度良く示すことが可能になった.
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