鳥は翼の関節を連動的に動かすことで,羽ばたき動作だけでなく,滑空,帆翔,ホバリングなどの優れた飛行を行っている.また,鳥は2本の脚を持ち,短距離の離着陸ができる.本研究では,鳥の翼運動および脚による離着陸の実現を目指し,平成27ー29年度の3年間で以下の研究成果を得た. ①両翼で12自由度の羽ばたき動作のシミュレーションモデルの構築,②翼の断面形状の検討と揚力・推力への影響の調査,③5つの翼運動を実現する両翼10自由度の羽ばたき翼を持つ飛行ロボットの開発,④鳥の筋肉構造の知見を取り入れた揚力増幅装置の開発,⑤短距離離陸を実現するための脚機構の開発と離陸の達成
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